インプラント治療の流れ
安心してインプラント治療を受けていただくために
インプラント治療は非常に高度な技術を必要とされる治療です。
したがって術前の診査・診断、そして綿密な治療計画がとても重要になってきます。私ども医院では、はじめに インプラント埋入予定の部位に模型上で歯の形をシュミレーションします(診断ワックスアップ)。
それをもとにエックス線診査、CT撮影を行った後、インプラント埋入シュミレーションソフトも用いてコンピューター上でインプラントと設計を行います。そして設計に基づいて最新のコンピューターガイデッドサージェリーにより正確かつ安全な方法で手術を行います。
基本的な虫歯治療と歯周病治療を行い、お口の中をインプラントに適した環境にします。また、顎機能や咬み合わせに異常がないかもあらかじめ診査しておきます。また喫煙者の場合は当医院において、あるいは連携する専門外来において禁煙支援をおこないます。
1.模型診断ワックスアップ
インプラント埋入部位を模型上で補綴診断します。ケースによっては他の部位のワックスアップを行い、一口腔単位での最終ゴールを想定します。
2.CT撮影と3次元画像解析
医科用の高機能な解析ソフトを用いて埋入部位の骨の状態を3次元的に分析し手術の計画
最新のコンピューターガイデッドサージェリーにて正確かつ安全に埋入手術を行います。術後痛みはそれほどありませんが当日は過度な運動、飲酒、喫煙を控えてください。
約2ヶ月から3ヶ月の治癒期間の後、型取りをしてセラミックを装着します。
当医院が行うコンピューターガイデッドサージェリーとは
当医院では最新のコンピューターガイデッドサージェリーにより埋入手術を行っております。診断したCT画像をもとに最適なインプラントポジションを割出し、これと正確に各患者様の歯に適合したサージカルガイドを作成し、コンピューターでのシュミレーション通りに埋入する方法です。以前の経験的に埋入する方法にくらべて誤差が非常に少なく安全に手術することができます。
1. 作業模型の製作
作業模型はスキャンテンプレートとサージカルガイド製作の基礎となります。 医科用CT・歯科用BCTを問わず、幅広いCTスキャナーに対応しています。 |
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2. スキャンテンプレートの製作
スキャンテンプレートには、完成時の補綴物の形態が再現されたX線不透過性の材料を用います。gonyX™での製作時には、インプラント埋入のプランニングがサージカルガイドに確実に反映されるよう、3本のtempliX リファレンスピンがtempliX プレートに固定されていることを確認してください。 |
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3. CTスキャン
gonyXTMで製作したスキャンテンプレートを装着し、患者様をCTスキャンします。 |
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4.診断と3Dインプラントプランニング
3Dデータセット(DICOM)はプランニングソフトウェアのcoDiagnostiX™に直接インポートすることができます。患者様の解剖学的構造と補綴物の形態を考慮してインプラントの位置を決定します。インプラント埋入のプランニングが完了すると、ソフトウェアがgonyXTMでサージカルガイド製作の計画およびガイデッドサージェリー キットに対する治療計画を提示します。 |
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5. サージカルガイドの製作
coDiagnostiX™ ソフトウェアが各インプラントについて提示するテンプレートプランに従い、gonyX™を用いてサージカルガイドを製作します。サージカルガイドには、インスツルメントおよびインプラントを埋入するスリーブが含まれています。新たにテンプレートを製作する必要はありません。必要に応じて、スキャンテンプレートを再加工してサージカルガイドにすることができます。 |
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6. ガイデッドサージェリーとインプラント挿入
患者様の口腔内にサージカルガイドを固定後、ガイデッドインスツルメントを用いてインプラント床を形成し、続いてインプラントを埋入します。プランニングソフトウェアが提示するサージカルプロトコールには、各インプラント埋入部位に必要なインスツルメントが表示されます。 |
当医院が使用するストローマン・インプラントシステムの特徴
確かな科学的エビデンスと長期的な安心現在国内におけるインプラントの種類は数十あるといわれておりますが、当医院では世界でもっとも信用をおけると思われるインプラントメーカー・ストローマン社(スイス)のインプラントシステムを導入しております。 この科学的エビデンスに重きをおく研究開発の姿勢は、必然的に患者さんのQOLを高めることになると私は考えております。 |