富士スピードウエイ主催の運転技術講習会に参加してきた。場所はFSW内のトヨタモビリタで講師はGTなどで活躍中の関谷正徳さん。まずさすがトヨタ、環境がすばらしい。内容はサーキット走行の基本となる知識や技術を自分の車両をもちこんでの実技講習であった。
そのなかで関谷さんが特に強調していたのが、ドライビングポジションと姿勢であった。これが正しくなければ正確なハンドリングやアクセルワークなどは不可能という。もしクルマをモディファイするなら、まずはシートだとも言っていた。
すぐに歯科診療のポジショニングとリンクした。我々は口腔内で0.1ミリ単位の仕事をしている。とても繊細な指の動きが要求されるが、それには正確なポジショニングと姿勢が不可欠である。ikeshikaの診療台がベットタイプになっていて、しかもシートは床に直付けされ固定されているのはそのためである。この診療台とマイクロスコープを使いこなすには、クルマの運転と同様トニーニングが必要ではあるが・・・。