やっと秋らしくなった。歯科業界では学会シーズンでもある。またどういう訳か読書の秋ともいう。Yはほとんど読書をしない。もちろん歯科の専門書はよく読むが、これは読書とはいわない。

先週、患者さんとの会話の中でサッカーネタからの発展で「先生、長谷部の本読んだ？」と聞かれた。その本の存在は新聞広告などで知っていたが、まったく興味がなかった。実はYは中学と高校の１年それから大学でサッカー部に所属していた。少々のサッカーの経験と知識があり、サッカー観戦に夢中になっていた時期もあったが、ここ１０年はほとんど興味がなくなり、日本代表試合さえ見ることがなくなった。長谷部という選手のプレーをじっくり見たこともないし、どこに所属しているかということすら知らない。先週患者さんとの会話の中で初めて静岡出身であることを知ったくらいだ。しかし患者さんが「なかなかいい本だった。」とYに教えれくれたのは何かのメッセージかもしれないと思い。すぐにアマゾンで購入し、先ほど読み終えた。言うまでもなくサッカーはチームプレーであり、技術を競うスポーツではない。キャプテンとしてチームを統率することは、院長として院内を統率すること、そして患者さんのメンタルも部分までもサポートすることなどに共通するものがあることを実感した１冊だった。とても簡単に読める本です。サッカーが好きな人であれば読んでみる価値あり。