「食べる」「味わう」「飲む」「話す」といった、人間の基本的行為を司る口腔はきわめて重要な器官であるといえます。重要であるがゆえに歯を失うということは、単に咀嚼機能の低下を招くだけでなく、QOLにも多大な影響を与えてしまいます。 　

特に女性にとって気になるのは、歯や歯肉の色、形、並びが顔貌にまで深く関係しているという点です。 　

いくら肌や他のパーツが美しくても口元が老いていれば、その方の印象は変わってしまいますし、逆に言えば年相応にシワやタルミがありながらも、つやつやの歯肉と白く輝く歯があると、それだけで清潔感や若々しさ、品格をも感じさせます。 　

よくある言葉にも、「口元は、その人の生き様を現す」というのがありますが、女性にとっては、それ以上かもしれません。それは、歯には“魅せる”という役割もあるからです。 　

人にまっ先に見られる口元に悩みを抱えながら生きていくということは、大きなストレスであり、そのストレスが必要以上にエイジングを加速させる要因にもなりうるでしょう。 　

そう考えると、定期的なメインテナンスやホワイトニングは、歯科疾患を予防するだけでなく、最も簡単なアンチエイジングだと言えるのではないでしょうか。